お店屋さんの猫
仕事が終わった帰り道。
交差点の角にある乾物屋さん
角から角まで、タイムスリップ。
とっても古くて、優しい色をしています。
歩いて 歩いて近づくと、
低めの昔ながらの店台の上に、
茶色の三毛猫が一匹。
なにやら座っています。
お隣には、少し大きなおかみさん。
少し小さなレトロな秤と並んでいます。
今はお客さんがひとりもいません。
でもなぜか、寂しい風景には見えません。
どうしてでしょう。
もう一度猫をよく見てみました。
店台の上、ニャンコの前には、
白いお皿が一つ。
なにやら晩御飯を食べている途中なんですね。
さっきみたお母さんをもう一度見てみました。
ニャンコを確認しながら、
今日1日も終わった脱力感と、
ニャンコが居るあたたかさ。
角をズンズン歩いて、
猫もお母さんも、お店も見えなくなります。
また少しお家が近づいてきました。